令和6年9月9日「道路・河川等管理情報システム伝達訓練」
令和6年9月9日、下都賀支部、栃木土木事務所、壬生町、一般社団法人 建設コンサルタンツ協会 関東支部によるWebオンライン
会議システムを使用した「道路・河川等管理情報システム伝達訓練」を実施しました。
訓練は、「栃木県災害時の応急対策業務の実施に関する協定」に基づき、栃木県栃木土木事務所より管内のパトロール依頼を受けた
栃木県建設業協会 下都賀支部は、指示事項に対して「道路・河川等管理情報システム」(GPSによる位置情報)を可動させるとともに、
壬生町への情報共有を行いました。
訓練内容は、栃木土木事務所管内において震度6弱の内陸直下型地震が発生したことによる、次の1~3の事象の情報伝達訓練を行いました。
1.震度6弱に伴い管内各地で発生した土砂災害に対して、下都賀支部員による管内パトロールから、現状をドローンにて撮影し、
リアルタイム映像をWebオンラインにて報告を実施。
2.(主)宇都宮栃木線の「新保橋」において、地震による損傷が見られたことから、応急対応および情報伝達訓練を実施。
3.(主)宇都宮亀和田栃木線(旧道) 壬生町羽生田地区において法面崩落を想定した情報伝達訓練を実施。道路の通行止め、
「道路河川等管理情報システム」を用いての崩落状況確認、大型土のうを用いた崩落土砂の流失防止、倒木処理等を行う情報伝達訓練
を実施。
それぞれの箇所をWebオンラインで接続し、画面共有を行いながら、情報の共有化を図りました。
また、栃木県と一般社団法人 建設コンサルタンツ協会関東支部が「橋梁の地震時緊急点検における支援協力に関する協定」を締結して
おり、情報連絡系統図に基づき、栃木土木事務所からの点検要請を受ける訓練等を行いました。
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場所:下都賀建設会館 |
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(一社)栃木県建設業協会 下都賀支部 齋藤 和実 支部長 |
栃木土木事務所 横尾 元央 参事兼所長 |
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【訓練開始】栃木土木事務所から下都賀支部長へ震度6弱の地震が発生し、道路・橋梁の損傷、土砂崩れの発生による被害が予想されることから、下都賀支部においては「道路・河川のパトロール」を行い、パトロール結果について「道路・河川等管理情報システム」へ状況報告を送信すると伴に、Webオンラインを通じて現地映像の提供を配信するよう要請連絡。 |
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栃木県と一般社団法人建設コンサルタンツ協会関東支部が「橋梁の地震時緊急点検における支援協力に関する協定」を締結していることから、栃木土木事務所より橋梁点検の要請をオリエンタル技術開発(株)に行う。 |
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下都賀支部長より、前原正義 副支部長に「道路・河川等管理情報システム」を使用し支部会員に担当箇所のパトロールを行うよう指示。その後、前原副支部長は、下都賀支部員 各社にパトロール実施の連絡を行い「道路・河川等管理情報システム」への送信を指示。同時に下都賀建設会館に支部対策本部を設置。 |
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壬生地区、宇都宮栃木線「新保橋」のパトロールを行っていた下都賀支部員より左岸側の橋台背面に段差が生じている状況が「道路・河川等管理情報システム」上に報告される。 (※訓練用写真・地図は「道路河川等管理情報システム」) |
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ドローンを飛行させ現地状況の映像を、Webオンラインを通じリアルタイムに配信。 |
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橋台背面の段差映像を確認した栃木土木事務所より、車両通行が不可能なため「新保橋」を全面通行止めとすることを、下都賀支部、小林英一郎 技術委員長へ連絡。連絡を受け、通行止めの実施を行う。通行止め状況について、Webオンラインを通じてリアルタイムに確認し、現在の状況が「道路・河川等管理情報システム」上に報告される。 (※訓練用写真・地図は「道路河川等管理情報システム」) |
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壬生町内 羽生田地区、宇都宮亀和田栃木線のパトロールを行っていた下都賀支部員より斜面崩落発生の状況が「道路・河川等管理情報システム」上に報告される。 (※訓練用写真・地図は「道路河川等管理情報システム」) |
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斜面崩落の映像を確認した栃木土木事務所より、至急全面通行止めとすることを下都賀支部 小林 技術委員長へ連絡。同時に現場に栃木土木事務所職員が向かい合流してくださいと連絡を行う。 |
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現地に到着した栃木土木事務所職員が下都賀支部員と合流。応急対応について、次の1~3の内容について指示を行う。 1.路線通行止め区間については、(主)宇都宮亀和田栃木線の新道と旧道との交差点から、旧羽生田上蒲生線との交差点間の約1.5kmとする。 2.通行に支障となる崩落土砂並びに倒木の撤去。 3.路面への土砂流失防止のため、路側に大型土のうを100m設置する。 その後、壬生町にも情報共有を行う。 |
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二箇所の現場とも緊急対応が完了し、齋藤支部長から栃木土木事務所 横尾所長へ状況報告を行い訓練終了。 |