令和6年6月5日「大規模災害時における公共土木施設の復旧体制に関する連携会議<合同情報伝達訓練>」
・栃木県(県土整備部・危機管理防災局・警察本部)
・国土交通省関東地方整備局(宇都宮国道事務所・渡良瀬川河川事務所・日光砂防事務所)
・防衛省(陸上自衛隊東部方面特科連隊第2大隊、自衛隊栃木地方協力本部)
・一般社団法人栃木県建設業協会(本部・烏山支部)
・那須烏山市(総務課)
・一般社団法人建設コンサルタンツ協会 関東支部 栃木地域委員会
栃木県内において大規模な災害が発生した際に、初動対応にいち早く取り組めるよう、関係機関が被災に関する
情報を速やかに共有することを目的として、3つの事象に対し関係機関合同による情報伝達訓練を実施しました。
訓練の想定は、栃木県における内陸直下型地震が発生。3つの事象を想定した訓練として
(1)国道294号(向田橋)における段差の発生「通行規制実施に関する伝達訓練」
(2)一級河川荒川(那須烏山市高瀬)における斜面崩壊による河道埋塞の発生「河道確保に関する情報伝達訓練」
(3)那須烏山市滝田における斜面崩壊の発生による要配慮者利用施設の孤立「孤立の解消に関する伝達訓練」
に対して情報伝達訓練を行いました。
今後も被害情報の増大が予想され、その対応に万全を期すため、栃木県県土整備部長から応援要請を受けた、栃木県建設業協会 会長から
烏山支部長に体制を確認をするもので、訓練では当協会が開発した「道路・河川等管理情報システム」を使用しました。
訓練は、実際の災害が起きた時と同じように、Webオンラインシステムを使ってリモート参加で行われました。
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場所:栃木県建設産業会館 |
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場所:栃木県庁13階 県土防災センター |
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Webオンラインを使用した訓練 |
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【訓練使用システム】 (一社)栃木県建設業協会が開発した道路河川等管理情報システムの概要説明 |
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【訓練開始】那須烏山地域を震央とする地震が発生 |
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Webオンラインにて、栃木県県土整備部長から栃木県建設業協会 本部へ応援要請 (※写真左より「栃木県県土整備部 谷 英夫 部長」「(一社)栃木県建設業協会 谷黒 克守 会長」 |
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(一社)栃木県建設業協会 岡 恒夫 烏山支部長(場所:烏山支部) 栃木県建設業協会 谷黒会長より第一報をWebオンラインで受ける岡支部長(※写真左下「岡支部長」) |
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一級河川荒川の那須烏山市高瀬大橋上流に到着した烏山土木事務所、栃木県建設業協会 烏山支部はドローンによる映像を河川班に共有。下流から上流にドローンを飛行させ、斜面崩壊箇所を適宜ズームした後、広範囲に現地確認を行うよう指示を受け、ドローンの高度を上げるなど、現地状況をリアルタイムで配信。 (※写真上は、現地からリアルタイムで映像配信しWebオンライン参加者へ共有。写真下は、指示を行う栃木県県土整備部) |
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栃木県建設業協会 本部 災害対策室で応援体制について協議を行う |
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その他、想定した3つの事象の訓練が完了 |