「建設業・利益を上げる一歩上をいく現場運営」解説講習会
(一社)栃木県建設業協会、栃木県土木施工管理技士会、栃木県森林土木建設業協会、(一財)経済調査会の共同主催で同講習会を開講致しました。講習では、土木工事を対象として、「設計変更を行うための必要な技術者としてのスキル」、「工事実行予算書の作成と管理方法」、「設計変更を成功させるための提案スキル」を現場に精通した講師が解説を行いました。また、建設業で潮流となっている「建設DXとICTの取組」、「資材価格高騰への対応」といった経済情勢をめぐる内容に関しても講義を行いました。
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場所:栃木県建設産業会館3階大会議室 |
【主催者挨拶】(一財)経済調査会業務部長 新井 哲也 氏 |
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【講師】徳倉建設㈱ 常務執行役員 技術本部長坂田建設㈱ 技術顧問 鈴木 正司 氏 |
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【参考書籍】 |
(講義内容)
はじめに 建設DXおよびICTへの取り組み紹介
資材価格高騰への対応
1)設計変更に必要なスキルとは?
・現場の責任者こそ積算スキルが必要
・共通仮設費、現場管理費、一般管理費等の「率(%)」を考える
・間接工事費と一般管理費等を理解しよう
・「積算基準」から直接工事費を算定する
・適正な工事価格積算のための諸規定
2)実行予算の作成手順
・実行予算は工事を遂行するための計画書
・実行予算作成の順序
3)実行予算の管理手順
・実行予算と発注する金額の差が現場に残る利益
・利益を上げる95%ルールを実践する
・実行予算は毎月管理する
・コストダウンを常に考える
4)設計変更を成功に導く提案スキル
・設計変更の提案に当たって
・上手くいく提案方法を考える
・設計変更には技術者の信念と情熱が必要となる
・地方自治体の設計変更の考え方